4月13日(金)、今年度の法話研修会①が開催されました。
富山教区では、2014年の教区御遠忌以来、法話研鑽の必要性が叫ばれています。
まず主催の寺族研修小委員会幹事・石川正穂さんから「大谷派における法話の現状」と題する問題提起をしていただきました。本願寺派(お西)と違い、大谷派(お東)には教団として法話研修をする組織や機関がないことや、同朋会運動・教学・寺院の視点から法話についての思いを話していただきました。
そして講師の瓜生崇さんからは、大谷大学名誉教授の沙加戸弘先生の作られた法話についてのマニュアルを使いながら、法話とは自らの聴聞であるということ、自らの念仏の領解を体系化する必要があることや、自分のことばでいかに表現していくかという内容で、熱とユーモアのあふれるお話をいただきました。「讃題」から始まる本願寺派の基本的法話スタイルを学び、それを実践していこうという方向性でした。
次回はいよいよ実践編となります。次回(5月21日(月))までに400字原稿用紙10枚分の法話原稿を作ってくるという宿題がでています。これを用いながら、二人一組で互いに20分の法話をし、講評する「話し込み法話」と言われる手法だそうです。いきなり多くの人の前で法話するのは厳しいと感じる私でも、二人一組ならできそう!すごく面白そうな研修、今から楽しみでワクワクします。(駐在教導 鷲尾)