去る4月19日(月)、青少幼年教化委員会主催で「あそび」についての研修会を開催した。
講師として、NPO法人アフタフ・バーバン元理事長の北島尚志さんとアフタフ・バーバン信州代表の清水洋幸さんをお招きし、講義と実践を通して「あそび」について学んだ。
北島尚志さんの講義では、「あそび」とは何か、アフタフ・バーバンが大事にしていること、コロナ渦における「あそび」についてお話をいただいた。与えられたルールに縛られず、思いがけない発想・あそび心を大事にし、それと関わっていく中で新たな創造を生み出すことが「あそび」で大事なことだと教えていただいた。
また、コロナ渦にありながらも、子どもの成長過程を留まらせないよう考え続けることが、我々大人の努めであるとご指導いただいた。
その後、清水洋幸さんの指導の元、あそびの実践が行われた。ピンポン玉とクリアファイルを使い、スタートとゴールを提示されながら、どのような方法でピンポン玉をゴールまで運ぶか、その過程を参加者が頭を駆使し、体を動かし、気付けば汗をかきながら皆が笑顔になってあそびに没頭していた。北島尚志さんの講義にあった、発想・関わり・創造という事が体現できたよう気がした。
子どもにとっての「今」は取り返しのつかない時であり、その時その時の「あそび」によって成長していく。北島尚志さんが紹介された紹介された「あそびは子どもの主食です(日本小児科学会ポースター)」という言葉にあるように、その「あそび」を通しての成長に、我々大人がどれだけ寄り添い、関わっていけるかを考えさせてもらえる研修だった。
(青少幼年教化委員 副幹事:金谷哲由)