2014年度法語

疑い疑い、疑いぬいて、疑う余地のない時に
はじめて信が 芽生えてくる
暁烏 敏

自己とは何ぞや、これ人世(※註)の根本的問題なり
『臘扇記』
(※註…人の世に生きること。この部分は、長い間「人生」という言葉として理解されていたが、近年の研究により、「人世」が元来の語句であることが判明した。)

自分の弱さを 知るものは 他人の哀しみに 共感できる
遠藤周作

陶醉していくものから 本当のものは出てこない
暁烏 敏

身独り空しく立ちて また依るところなし
『仏説無量寿経(巻下)』

ただ念仏して、弥陀にたすけられまいらすべし
『歎異抄』